• 基礎知識

    東京の家庭教師一覧

  • 児童虐待の通報数が過去最高に

    警視庁は昨年度の児童相談所への虐待や虐待の疑いに関する通報数を先日発表した。それによると、18歳未満の子どもに対する虐待に関する通報数は24,511件と、昨年の17,224件から40%以上も増加し過去最高となった。

    虐待の内容としては、心理的虐待が16,669件と全体の70%ほどを記録した。続いて暴力を振るわれるなどの身体的虐待が5,025件、育児放棄(ネグレクト)が2,688人、そして性的虐待が129件であった。

    最も多い心理的虐待は、子ども自身に言葉や態度で傷つけるほかに、DV(家庭内暴力)を目撃してしまうことも含まれる。特に面前でのDVが大きく増えている傾向にある。面前でのDVでも子どもには恐怖の記憶が強く刻まれ、心的ストレス障害(PTSD)となる傾向も強い。

    肉体的に暴力を振るわれることによる身体的虐待は時には死亡に至る深刻な虐待である。昨年度の虐待による死亡と見られる事件数は19名に上り、こちらも前年度と比較して5名も増えている。

    今回の警視庁における発表では過去最高の通報数を記録しているが、これは急に虐待を行う件数が増加したわけでは無いようである。警視庁担当者によると「国民意識の高まりなどにより、児童虐待に関する通報が積極的になされるようになった。加えて警察としても、児童虐待の早期発見に向けた取り組みを強化している。」とコメントを発している。

    コメントにあるように、児童相談所への通報が積極的に行われるようになっている現状がある。昔のように大きな声で叱責するといったことで虐待が疑われるケースもあるので、ともすれば通報されてしまうことがあるかもしれない。子どもを叱らなければいけない場面も必ず出てくるだろう。その際には声を荒げず、諭すことが重要である。そして万が一にも通報されてしまった場合には、感情的にならず、冷静に説明をすることが重要である。

    子どもが言うことを聞かない時には苛立ってしまうこともあるだろう。しかし、絶対に手を上げることは無く、なぜ言うことを聞いて欲しいのか、そしてどうあって欲しいのかを丁寧に説明をすることが重要である。

    一回で言うことを聞く子どもはそういないだろう。しかし、親子の関係性も信頼が重要である。守ってほしい約束や、教育で必要なことは何度も懇切丁寧に言って聞かせる必要がある。苛烈な教育は虐待になってしまうこともあるが、親が子を教育するのには子の将来を思っているからに他ならないはずである。

    親が自分の要求をただ突きつけるだけでなく、それによって子どもが成長すること、覚えることが重要であることをしっかりと説明してあげよう。