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  • 家庭でできる「中1ギャップ」予防策

    早いもので2016年が始まって早1か月が経とうとしている。あっという間に卒業式がやってきて、進学準備が進むことだろう。

    多くの子どもたちがスムーズに進学して新しい生活に慣れているものだが、中には中学校に入学してから不登校や問題行動を起こしてしまうケースがある。数年前から「中1ギャップ」という言葉で知れ渡るようになったが、家庭でできる予防策を紹介する。

    1. 子どもの学習課題を把握する
    中1ギャップが発生する原因の1つが学習環境の変化である。中学校では単純に勉強量が増えるだけでなく、教科担任制となり各教科の専門性も高くなる。さらに定期試験が行われ自分の学習順位を意識させられることとなり、小学校では勉強に対する評価を意識しなかった子どもたちもプレッシャーを受けることとなる。中学校側でも子供が小学校の時に苦手な教科を把握することが難しいため、苦手な教科は苦手なまま授業が進み、子どもが学校に行きたくなくなる状態に陥ってしまうケースがある。
    これを防ぐためには、家庭での教育をしっかりとするのももちろんだが、苦手な所はどこなのか保護者がしっかりと把握しておくべきである。そして、中学校に入学したら担任の先生や学年主任の先生に、どの教科がどのくらい苦手であるかしっかりと伝えよう。
    ただ、もちろん伝えたことで全てが解決するわけではないので、入学後も家庭で勉強する習慣をつけさせ、授業に追いつけるようにすることが肝要だ。

    2. 保護者の中学校時代の体験談を伝える
    人口が多い地域では複数の小学校から1つの中学校に子どもが集まり、そこで新しい人間関係を新しく作ることになる。さらに先輩・後輩という概念が現れ、小学校時代とは大きく異なる人間関係を構築しなくてはならなくなる。
    唐突に新しい環境に突入する前に、保護者が自身の中学時代の友達を作った経験や先輩とのかかわり方を徐々に伝えておくと、子どもに多少の「心の準備」が生まれるだろう。自身の失敗談や反省を伝えることも有効だ。

    不登校の小中学生の割合は増加傾向にあり、文部科学省でも小中一貫校の導入などによる中1ギャップの解消効果に期待を寄せている。

    小学校の頃からの学習習慣の定着や親子でのコミュニケーションは、中1ギャップの予防だけでなく、子どもが健全に育つために重要な要素である。卒業を前に中学校に入るための準備として取り組んではいかがだろうか。