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  • 進学困難になった生徒の進路

    3月2日は東京都立高校に終始結果発表だった。先日報道にあった通り、都立志願者の倍率は上昇傾向にあり、都立志向の強さが如実に表れている。

    今春から多くの中学生が全日制の公立・私立高校へ通うことになる。その他に中学校卒業時から仕事に就く生徒もいるが、中には様々な理由により学校に通うことができず、進学を断念するケースがある。

    多くの保護者は子どもに高等学校卒業までの学歴を最低限望んでいることが多いものの、子どもが学校に通うことができず、就業も行わない事例が【NEET】として数年前から話題にのぼるようになった。

    ニート化してしまった子どもの中には、いじめ等による不登校から就学意欲を失ってしまったケースもある。そういった中にも、将来に対する不安感や就業意識を持つ子どももいるが、一度不登校に陥るとなかなか高等学校への進学というステップは踏みにくくなってしまう。しかしながら、そういった子どもに対して通信制高校という道がある。

    通信制高校とは、通信による教育を行う課程を持つ学校のことであり、卒業時に高校卒業資格を得ることができる。通常の高等学校と同じく3年以上の在籍が必要であり、レポートの提出と年に数回のスクーリング(面接指導)を行い、全日制の学校と同じくテストを実施して単位を取得することになる。

    通信高校はただ高卒認定資格を得る場所というだけではなく、大学への道も開けることを知っておいてもらいたい。各通信制高校の進学実績を見ると、一橋大学や東京学芸大学など国公立大学への進学実績を持つ学校もあり、学習意欲さえあれば難関校への進学も可能なのである。

    通信制高校の中には「サポート校」を持つ学校が多くある。サポート校は通信制高校の本校とは別の分校のようなものであり、通信制高校に通っている生徒に対してスムーズに卒業できるよう単位の取得などのサポートを行う学校の事である。サポート校単体では高卒認定を得ることはできないため、サポート校と本校の両方に入学する必要がある。

    現在ではサポート校とは別に、技能連携校という仕組みを利用して多様な学びの場も広がっている。

    調理師学校と提携して高卒認定を得るのと同じくして調理師免許を取得出来たり、ゲーム制作の専門学校と提携してゲームを作る技術を学んだりすることができる学校も出てきている。その他にもスポーツに特化した通信制高校など多種多様な学校がある。

    平成15年頃から、日本の通信制高校の数は上昇傾向にあり、来年度も新設校が認可される見通しとなっており、今後も様々な特徴を持った通信制高校が進出してくることが期待される。

    通信制高校の最大のメリットは、時間を自由に設定しやすい点である。学校に通うスクーリングが必要となるが、その時間も融通が利く場合が多く、欠席しても動画開設による補講など手厚いケアが行われるケースも多い。

    現在通学が困難な中学生を持つ保護者の方には、「通信制高校」という選択肢も視野に入れてもらいたい。子どもが興味・関心を持っている分野を学べる学校があるかもしれない。そういった進路を子どもに指し示すことで、子どもの可能性が大きく花開く可能性があるのだ。