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  • 都立高校の入試倍率 最週報

    平成28年度の都立高校一般入試が2月24日実施された。全日制173校の受験者数は合計で45,413名となり、募集人数に対する受験倍率は1.43倍であった。普通科の最高倍率は、男子が秋留台の2.26倍、女子が広尾の2.68倍であった。2月5日に発表された倍率では、秋留台の男子倍率は2.5倍、広尾の女子は3.16倍であったが、発表を受けてボーダーラインの生徒が分散し倍率がやや低下した。

    2月5日時点では人気の高かった他高校においても受験生が分散していた。青山は2.6倍から2.12倍へ、戸山も2.22倍から1.75倍へ倍率の減少が見られた。

    東京都教育委員会の調査によると、今年度の全日制受験倍率は高い傾向にあり、不受験率は5.3%と例年よりも低い傾向にあった。こういった点から都教委は「都立を第一志望とする生徒の割合が高い傾向にある」と分析している。

    私立高校は都立高校と比較して4倍以上の学費がかかるという推計がある。そのため学費の安い都立高校を志望する傾向が高まっていることはうなずける。しかし、私立高校に関しても特待生で入学することで、入学金や授業料を免除されるケースもある。これは、私立高校としては生徒がお客様であり、商品でもあるからだ。

    私立高校が受験生や保護者にPRする点は、卒業生の進路である。それを考えると、生徒1名分の授業料などを免除して有名校へ入学してもらうことは、非常に有効な広告宣伝効果を発揮するのである。

    学費面で都立1本しか狙えないというのであれば、あえて私立の学費免除を狙うという道もある。入学金だけでなく学費も全て免除されるのであれば、都立高校よりも安価に卒業することも可能である。
    しかし、入試の段階で免除されるのは入学金と、最大でも1年間の学費のみであるため、次年度以降は子どもの頑張り次第で免除が取り消されるというリスクがあることを子どもにもしっかりと伝える必要がある。

    一次募集の倍率が発表されて倍率が低下する学校もあれば増加する学校もある。特待生制度が狙え、都立高校よりも安価に高校に通学することが可能な私立高校も存在する。しかし、特待生制度には入学金のみ免除のものから学費も含め免除となるものもあるため、学校によって仕組みが異なる。それらの情報をしっかりと収集しておくことが、より良い進学に繋がる事を覚えておいていただきたい。

    来年度以降に入試を控える中学生や、その保護者の方は、入試へ向けて既に準備期間は始まっていることを強く意識していただきたい。高校の情報や入試傾向、特待生制度の有無など、今の段階から情報収集をすることを強く勧める。