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  • 難しい英語のリスニング・スピーキングが簡単にできる

    2006年から大学入試センター試験で英語のリスニングが導入され、今年で10年が経過した。多くの学校ではTT(チーム・ティーチング)により外国人教員と日本人教員がチームを組んで英会話の授業を行っている。文部科学省も、将来的に国際社会で活躍できる人材を育成するという目標を持って教育計画を立てており、今後さらに英語教育の充実が図られていくことが予想される。英語に関する小中学生を対象としたアンケート結果によると、「将来英語をしゃべれるようになりたい」や「外国人と会話ができるようになりたい」という回答が6割近くにも上っており、外国への意識は高い水準であることがうかがえる。しかしながら、英会話についてはなかなかハードルが高く学校以外に英会話スクールへ通って勉強している中学生は15%程度となっており、高校生では10%に満ちていないのが現状である。GABAやCOCO塾などの英会話教室は小学生から高校生を対象にしたプランを打ち出し取り込みを進めているが、部活の時間と合わなかったり、家庭教師や学習塾に注力するケースが多く、リスニングやスピーキングについては有効な学習を行えていないことがうかがえる。

    お金をかけなければリスニングやスピーキングの強化が図れない。そういった常識を破るiPhone向けアプリがリリースされていた。「音声&翻訳」というアプリだが、もともとは英語を翻訳するために作成されたアプリである。アプリを起動してiPhoneへ向けて日本語で話すと英語に訳して音声を出してくる優れものだ。反対に英語で話すと日本語に翻訳されて音声が出る。ただそれだけだ。しかし、これは英語のスピーキングとリスニングに効果的なツールなのである。スピーキングに関しては、英語でアプリが正常な翻訳を行うまで話し続けるのだ。発音やアクセントが違うと聞き取ってもらえなかったり異なる訳が出てしまったりするので、正しい発音ができるまで練習を繰り返すことができるのだ。リスニングに関しては、過去問でうまく聞き取れなかった部分を日本語で吹き込む。すると英訳されるので、理解できるまでひたすら聞き直すのだ。スピーキングやリスニング以外にも、アクセント問題に不安があれば、気になる単語を英訳してもらい何度も繰り返せばよい。

    このアプリの優秀な点は他に2点ある。1つは音声のスピードを変えられる点が。リスニングが非常に苦手な場合は、音声をゆっくりにして徐々に速度を上げると何と発音しているのかが分かりやすいだろう。逆に音声速度を速めることにもメリットはある。速聴という勉強方法がある。これは速い速度の音声を繰り返し聞かせることで耳を速い喋りに慣れさせ、速度を落とした時に音声を聞き取りやすくする効果が期待できる。速読も同じようなトレーニング法があり、それぞれ脳の「慣れる力」を活用した方法である。例えば車での走行を想像してもらうとわかりやすい。時速30kmで走行した後に60kmで走行すると速く感じるが、100kmで走行した後に60kmで走行すると遅く感じるのである。これが聴力でも同じような現象が起こるのである。何度も速い英文を聞き続けることで耳も慣れてくるのである。また、音声が速いので何度も繰り返し聞くことができ、繰り返し正しい発音が脳に刻まれていくのである。

    2つ目の優秀な点は、全43か国語に対応しているという点である。イタリア語やフランス語、タイ語などに対応している。中国に至っては広東語や台湾語など細かに分けられており、これさえあれば多くの外国人とコミュニケーションをとるのが容易になるだろう。

    このアプリは基本無料でダウンロードすることができるので、ぜひ活用して英語力を鍛えて欲しい。惜しむらくは、Android版が出ておらず、現在はiPhone版しかダウンロードできない点である。日本はiPhoneユーザーが多いため仕方のない措置かもしれないが、ぜひAndroid版もリリースしてもらいたいものである。

    現在は数多くの便利なアプリが出ている。今回紹介したアプリは本来の用途とは少し異なるのだろうが、このように学習に役立つアプリも多く出回っている。手もとにアプリがあれば時間が空いたときにいつでも勉強ができるので、活用してみてはいかがだろうか。