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  • オリンピック・パラリンピック教育に役立つブックリスト公開

    東京都教育委員会がホームページ上でオリンピック・パラリンピック学習に役立つブックリストを公開した。オリンピック・パラリンピック教育は子どもの成長にも重要であり、学校教育の現場でも重要視されており、それに役立つツールとしてブックリストは活用できるだろう。

    オリンピックとパラリンピックにはそれぞれ「示すべき価値」というものがある。オリンピックが示すべき3つの価値がある。自身の鍛錬を怠らず、過去の記録を塗り替え、強い相手と競い合い高め合う「卓越」と、チーム競技において非常に重要なチームワークに欠かせない「友情」、そして競い合った相手や関わってくれている人や応援してくれている人への「敬意・尊重」である。

    そしてパラリンピックにも示すべき4つの価値がある。どんな状況でもチャレンジを行う「勇気」と「決断力」、そしてどのような人にも等しく機会と評価が与えられるべきであるという「平等」の思い、そして競技を行う人はもちろんそれを見ている人の気持ちも高ぶらせる「鼓舞」といったものである。

    日本オリンピック委員会においては、こういった示すべき価値を子どもたちへ伝え、その思いを育むとともに、日本独自のオリンピック・パラリンピック教育についても言及している。

    1つは日本の良さを子どもたちに伝え、世界へアピールすることである。世界的に注目度の高いイベントであるため世界各国から人々が日本に訪れる。この機会に日本の良さを知り、それを伝えられるような人材を育成したいという思いがあるようだ。そしてさらに、異文化交流をする中で、異文化を尊重し相互理解ができる心を育てる狙いがあるようだ。

    2つ目は、多様性を認め合う「心のバリアフリー」を子どもたちに浸透させることである。パラリンピックというイベントを通して、健常者と身体障碍者への関わり合いが薄い日本において、相互に理解し心のバリアフリー化を進めることは、情報化が進み多様な人々と関わり合う機会が増えている現代において重要である。また、都市としてのバリアフリー化も促進することで、どんな人でも生活しやすい世界を構築する想いが醸成されるのではないだろうか。

    世界的なイベントだからこそ育まれる思いや、思いを育てる環境が準備できるように思える。そしてオリンピックを通して「ボランティアマインド」・「障がい者理解」・「スポーツ志向」・「豊かな国際感覚」・「日本人としての自覚と誇り」の育成に力を入れたいという思いが、日本オリンピック委員会にはある。

    特にボランティアマインドや障がい者理解については、日本は後進国と言える。他社を理解する気持ちや社会に貢献しようという思いは将来において必ずや役立つ。そのためか、アメリカなどでは子どものうちからボランティアへの積極的な参加が行われており、その中で障がい者と関わることも多くあるようだ。ボランティア活動の中で「自分は人の役に立っている」と感じることができれば、自尊感情も育ち、より良い自分であろうとする努力ができる人間になれるかもしれない。

    正直なところ、スポーツ志向に関しては特別に育む必要性は無いのではないだろうか。どうしても運動が苦手であったり得意でなかったりする子どももいる。そこを無理にスポーツ志向にするのはいかがなものだろうか。そういった子どもは文章を読み書きすることがスポーツよりも好きかもしれない。あるいは体を動かすよりも脳を動かす方が好きかもしれない。工作が得意なのかもしれない。その好きなことや得意なことをする時間を無理に削ってスポーツをさせるのは、スポーツが得意でクラブチームに所属している子どもを無理やり算数や英語の勉強に縛り付けるようなものだ。そこを、国を挙げて国民全員が運動好きににさせるのは無理があるだろう。

    国際的なイベントで多くの外国人が訪れ、関わることが増えてば自然と豊かな国際感覚は身につくのではないだろうか。東京オリンピックへ向けて様々なボランティアスタッフが必要となる。その一員となることで、多くの異文化と関わり、豊かな国際感覚が磨かれるだろう。

    そういったオリンピック・パラリンピック教育の目的に役立つような本を集めたブックリストが現在公開されている。読書は学力の向上にも大いに役立つので、ぜひとも活用してもらいたい。
    オリンピック・パラリンピック学習に役立つブックリスト

    ブックリストに載っている本だけでなく、保護者の方や家庭教師の講師なども、子どもにおススメの本があればぜひとも進めてあげて欲しい。オリンピック・パラリンピック教育に限らず、あらゆる書籍が子どもの知の礎になる。読書のきっかけがあれば、それを活用して、子どもの成長に役立ててもらいたい。