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  • 東京都の高校入試全日程終了

    先週末の3月10日に東京都における、平成29年度東京都立高等学校の学力検査が行われた。これによって、本年度における都立高校の学力試験が全て終わった。合格者の発表は3月16日に発表され、翌17日の正午までに入学手続きをとることが求められているため、厳密には全日程が終了したわけではないのだが、受験シーズンを戦い抜いた全ての生徒たちの入試がほぼ終わったことになる。受験はどのランクの高校を受けるにしても非常に苦しいものであり、楽な道ではない。それを見守る保護者も非常に疲弊したのではないだろうか。過酷な受験時期を乗り越えた全ての生徒と保護者に、心からの賛辞を送りたい。

    東京都にある多くの中学校では都立高校の最終結果発表週に卒業式が予定されている。それまで落ち着かない思いで過ごす生徒・保護者もいるだろうが、既に多くの卒業生たちは進学後のことで頭がいっぱいなのではないだろうか。

    特に公立の中学校に通っていた生徒たちは、同じクラスに勉強ができる同級生もいれば、そうでない同級生もいただろう。しかし高校ではほぼ皆が同列に近いレベルの学力を備えて入学することとなる。そのため、学校の中では比較的勉強ができた方のグループに属していた生徒も、高校では標準レベルであったり、場合によっては下位レベルの学力層に位置してしまったりする可能性がある。特にチャレンジ校を受けて合格した場合にはその傾向が顕著に表れる。

    このように高校への進学では過去3年間培ってきた学校内での順位から解放され、新たな順位付けが行われる。それによって自信喪失してしまったり、反対に自分の力を過信してしまったりするケースが新年度には見受けられる。

    自信喪失してしまうケースは、努力して入った学校で勉強についていけない生徒に見受けられる。自分の力量に見合った学校よりも上位の学校に入るために一生懸命勉強を重ねて見事合格を勝ち取ったのに、いざ入学してみると周囲の生徒はみな優秀で、学力の差を痛感してしまうことがある。東京都立の上位校の中には、入学する生徒が優秀なため教師の力量はそこまで高くなくても自然と勉強をする空気が醸成されている場合がある。そのため全体の学力は高いのだが、教師の教育スキルが高いわけではないケースもあるため、授業に置いて行かれがちな生徒は、周囲の生徒たちと差が広がり続けてしまうことがある。そうして自信を失い、勉強への意欲まで喪失してしまうことがある。

    反対に安全圏の学校へ入学した生徒は慢心に陥る可能性がある。安全圏の学校への入学では、周囲の生徒たちのほとんどが自分よりも下位の学力レベルである場合が多いそのため、高校スタート時の授業では既に理解しているレベルの学習内容で始まるケースがある。序盤は特に集中せずに授業を受けていても理解できてしまい、1学期のテスト結果も良好である場合が多い。そうなると、自身の力を過信し、勉強に力を注がなくなってしまうことがある。徐々に理解できない範囲が出てきた頃には、どこで分からなくなったのかが分からなくなり、いつの間にか学校内での学力が中位から下位に収まってしまうことがある。

    自信喪失も慢心も、どちらも子どもの健全な成長を妨げるものである。これを防ぐためには、やはり全国レベルでの自身の力を知ることや、明確な目標を持つことが重要である。東京では様々な検定試験や全国模試の会場があるため、高校進学後にはそういったものを受験すると良いだろう。そうして学内だけでなく全国レベルでの自身の力を知ることが重要である。

    慢心は目標を持つことで打ち消すことができるが、自信喪失は子ども自身の学力を引き上げてあげなければならないため、入学前の学力向上が重要である。既に受験は終わったが、家庭教師などの契約期間は3月末まで残っている家庭も多いだろう。家庭教師の力を借りて、しっかりと学力を養ったうえで新たなスタートを切れるようにすると良いだろう。