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  • 思考の言語化トレーニングを行おう

    きたる2020年の大学入試試験の改定に向けて、多くの学習塾や家庭教師の間で既に対策を立てる動きが起きている。

    最も大きな課題が、記述式問題への対応である。国語はもちろん、数学や理系科目に関しても自由記述の問題が出てくる可能性があり、現在のセンター試験に対する対策が功を奏さないからである。

    現在の小中学生に限らず、高校生や大人にとっても自分の思考をしっかりと言語化することを苦手とする人は意外と多い。そのため、言語化してから整理して記述することに対して苦手意識を持つケースが多くみられる。

    こういった苦手意識を持ったまま記述式問題が多く出てくる新たな大学入試選抜試験を受けると、希望する大学への進学は非常に難しくなるだろう。しかし、この「思考の言語化」はトレーニングによって改善できるものである。

    今回はそういった思考の言語化に役立つ情報を紹介したい。

    1.良質なインプットを豊富に行う
    まず行うべきは「良質なインプット」である。現在はSNSが発達し、すべての人が発信者となっているため、Twitterなどで情報を集める子どもが多いようである。しかし、その中には文章力が乏しいものも多く、それはブログ形式のサイトでも同様である。
    最も良質なインプットは「出版物」である。出版物は著者だけでなく編集者や校閲を通して世に出ているため、文章表現について良質なものが多い。また、中には真偽が疑わしい出版物もあるが、多くの場合は情報の確かさが高い傾向にある。
    豊富な読書によって良質なインプットを行うことで、表現方法や文章、語彙力を養い、それが思考の言語化の下地を形成するのである。

    2.話す
    インプットの次はアウトプットが必要である。最も簡単に行うことができ、頻度も多くすることができるのが「会話」である。友人や家族との会話の中で、自分の考えをどんどん話してみよう。話していることで思考の整理が行われることもあり、どんどんアウトプットが上手になっていくのである。

    3.とにかく書く
    一番重要なアウトプット方法は「とにかく書くこと」である。Twitterは特に良質なアウトプット場所かもしれない。Twitterは140文字と限られた文字数のみ投稿するシステムであるため、伝えたい情報からぜい肉をそぎ落とさなければならない。意外と良質なアウトプットの場なのである。
    長文に関してはFacebookを利用すると良いだろう。こちらは特に文字数制限がなく、さらに公開範囲を設定することで、自分だけが閲覧できる日記のように使うこともできる。
    単純に日記をつけることも効果的だ。日々のできごとを日記に書き留める中で、重要な事項を絞り込んだり、少し面白く脚色したりするなどで記述のレベルが向上する。

    思考の言語化は将来訪れる新たな大学入試制度や現状行われている記述式の問題を解くことだけでなく、社会に出て生きていくうえで非常に役立つスキルとなる。それのためだけに家庭教師を雇っても良いくらいだ。

    子どもも思考の言語化が苦手な場合はよくあるが、うまくステップアップできる道筋さえ立ててあげれば、誰でもスキルは向上する。良質なインプットとアウトプットを繰り返し、生きていくうえで役立つ「思考の言語化」をマスターしよう。