• 基礎知識

    東京の家庭教師一覧

  • 受験生はすぐに感染症の予防接種を受けよう

    涼しくなってくると受験シーズンの本格化を体感する。毎年、このくらいの時期になると受験生は志望校を定め目標へ向かって邁進するのだが、それを邪魔するのが、同じくこの時期から蔓延しだす感染症だ。10月からはインフルエンザとノロウイルスをはじめとする感染性胃腸炎が増え始め、受験真っただ中の1~2月頃にピークを迎える。受験生は1日1日が重要であり、病気になど罹っている暇はない。しかし、インフルエンザやノロウイルスといった感染力の強いウイルスは、人の多く集まる学校や塾などで誰か一人でも感染していたらうつってしまう可能性があるのだ。

    国立感染症研究所における10月の発表によると、今年は「おたふく風邪」が例年の3倍ほど多く猛威を振るっている。幼児期から10歳頃までは感染の危険性がかなり高いので、小学生以下のお子さんがいる家庭では警戒したほうが良いだろう。おたふく風邪は大人が感染すると重症化する可能性があるので、かかりやすい年齢の子どもだけでなく、中学生以上であっても他の感染症同様に警戒することが望ましい。

    最近では家庭教師や学習塾においても感染症対策が進んでいる。家庭教師は各講師の衛生管理を徹底させ、自分自身が感染症を媒介しないようにケアしているところもある。学習塾は特に同世代の子どもが多く集まるため、感染症のリスクがある。今年はとある学習塾内で結核の集団感染が見られた例もある。結核はレアケースであるが、冬季に広がりやすい感染症対策として、学習塾では加湿器を使って乾燥から学習環境を守っているところもある。さらに意識が高い所では、加湿器だけでなく空間除菌ができる、人体に影響の無い除菌剤を使用しているところもある。

    この時期にまだインフルエンザの予防接種を受けていない受験生やその家族は、早めに予防接種を受けた方が良い。予防接種を受けても感染リスクは減らないという調査結果もあるが、万が一感染してしまっても重症化を防ぐ効果はある。特に免疫力が未成熟な子どもはインフルエンザに罹患すると重症化しやすく、長期にわたって体調不良が続く可能性がある。受験生が長期間体調不良により勉強できない状態が続くと、体調不良だけでなく勉強不足による精神的な不安が重なってしまい、心身の健康に非常に悪い。また、受験生がいる家庭では、外からの感染を防ぐ目的でも家族全員での予防接種を受けた方が良いだろう。通勤電車や通勤先など、様々なところで感染症を移されるリスクが伴う現代社会では、しっかりと自己防衛をしなければならない。

    インフルエンザの予防接種は、おおよそ4,000円前後で受けることができる。実施している医療機関によって金額は異なっており、事前に確認すると良いだろう。また、健康保険組合や自治体によっては予防接種に助成金が出ているところもあるようなので、自分が所属している保険組合や、住んでいる市区町村のホームページを見てみると良いだろう。ただ、予防接種が安価な医療機関では予約することが難しい場合もある。待っている間に感染するリスクの方が恐ろしいので、1,000円前後の差額であれば金額ではなく時間を節約して、早期に接種した方が良い。

    インフルエンザと同時期に感染が広まるノロウイルスであるが、こちらは予防接種が存在しないため、日頃の予防が重要である。ノロウイルスはアルコール消毒では効果が無いため、ノロウイルスに効果のある除菌消臭剤の利用が必要だ。また、ノロウイルスは感染力がかなり強く、吐瀉物などの処理もしっかりやらなければ家族全体に広まる可能性があるので、もしも家族内で感染者が出た場合はしっかり隔離措置をとり、受験生に感染しないよう徹底されたい。

    受験は一日に一日の勉強の積み重ねが合格を決める。もちろん受験当日の健康状態も大事だが、これから感染症が広がる時期になるので常日頃の予防、対策をしっかりとり、一日たりとも病気にならないよう、家族全体でのケアが重要である。これから本格化する受験を健康な体で乗り越えてもらいたい。