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  • 自己肯定感を高める学習を家庭でも

    平成26年度に内閣府が行った子どもたちの自己認識に関する調査結果を見ると、日本の若者は諸外国の若者と比べて、自己肯定感が低く、自分自身に誇りを持っている割合が少ないことが分かった。このことに関しては文部科学省も問題として捉えており、対策に乗り出している。

    自己肯定感とは、「自分は重要な存在である」・「自分は価値ある存在である」と自分自身を肯定的に感じられている感覚のことである。10代から20代の若者に対する調査で「自分自身に満足している」という回答について、韓国・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデンの若者は平均して約80%であったのに対し、日本では半分ほどの45.8%であった。最も若者の自己肯定感が高いアメリカの86.0%と比較すると、実に40ポイント以上の開きがある。日本の次に自己肯定感が低かったのは韓国であったが、それでも韓国の若者は71.5%の割合で自分自身に満足しているという回答であった。

    自己肯定感は子どもの頃に人に認められたり、何かを達成したりした時に大いに育まれまる。反対に、何かを達成しても褒めてもらえなかったり、何も達成できずにいたりすると、自分に自信が持てず、自己否定的な傾向になってしまう恐れがある。

    自己肯定感が低い人間は、常に自分に自信が無く、他人の目を気にし過ぎて、必要以上に自分を責めてしまう傾向がある。さらに、自信が無いためチャレンジ精神が低く、トライする前から諦めて何もしない傾向にある。

    反対に自己肯定感が高い人は様々な物事に対して積極的に取り組める。その際には周囲の目など気にせず、自分が正しいと思った方向を貫けるのである。ビジネスの世界に目を向けると、一流のビジネスマンは自己肯定感が総じて高い。革新的な事業は前例がなく、多くの人は及び腰になってしまう。しかし、先駆者はそれを恐れることなく、果敢に取り組めるのである。

    自分の子どもだとしたら、あなたはどう感じるだろうか。自分の子どもには、自信を持ち、失敗を恐れず物事に取り組んで欲しいと思うのではないだろうか。

    自己肯定感は自分自身の力だけでは、なかなか高めることができない。先述した通り、自己肯定感は誰かに認められたときに高まる。例えばそれは勉強の頑張りを褒めてもらえる時かもしれない。またある時は、テストで良い成績をとった時かもしれない。自由研究が同級生に認められた時に高まることもあるだろう。そういった、様々な体験の中で、自分の努力や能力を認められた時に、人は自分自身を肯定的に捉えることができるのだ。

    子どもがちゃんと自己肯定感を持てるように、親は子どもの頑張っている姿を評価してあげるべきである。受験に関しても、良い成績をとることは重要だが、それだけでなく、勉強に取り組む姿勢自体も褒めてあげると良いだろう。また、家庭教師の講師にも頼み、勉強を強制させるような物言いではなく、自分自身で取り組めるように声掛けをしてもらうと良いだろう。「やらされている感」を感じながら勉強するよりも、自分の力で取り組んでいるという雰囲気があることが重要である。自己肯定感が高い方が自信を持って物事に取り組め、自分自身をより良くしようという思考が働く傾向にある。それもあり、早い段階でそれを伸ばしてあげることが重要である。
    学習塾では講師は多くの子どもに対して声掛けをしなければならない。それは個別指導塾でも同じなので、親は講師に対して自己肯定感を高めるよう声掛けしてもらうのは難しいかもしれない。しかし、家庭教師であれば、子どもの勉強に対して親と二人三脚で進めてもらえるので、学習塾よりも自己肯定感を高めるのに役立つだろう。

    子どもが将来的に成功できる人間になれるために、自分に自信を持てる人間になれるよう、学習面を伸ばしつつ精神面のケアもすることが重要である。