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  • 都立高校受験まであと100日あまり

    2017年の東京都立高校受験まで残すところ、100日あまりとなった。学力試験が2月24日と迫ったこの時期に、多くの中学生は追い込みをかけていることだろう。家庭教師や学習塾でも子どもたちの第一志望合格へ向けてスケジュール組をする時期となっている。

    個別指導の塾で多くありがちだが、受験直前に授業日程を多めに詰め込む特別プランを出して保護者に提案しているところがある。はっきり言って、ギチギチに授業を詰めても、これから100日の間に爆発的に成績が伸びることは少ないだろう。

    追い込みに授業を詰め込むことは、成績が低い生徒の場合はある程度の効果があるかもしれない。しかし、中位校以上の学校を狙う生徒にとって効果は薄いだろう。高校受験は中学3年間の広大な範囲から出題がされるため、このタイミングで過度に授業に時間を費やすことは効果的ではないからだ。

    中位以上の学校を狙う生徒が残り100日で優先的にやるべきことは、理科と社会の暗記と、穴が空いている部分の穴埋め作業である。

    中学校の理科・社会は暗記科目となっている。もちろん理科において事象ごとの原理や法則を知ることは大切だ。社会も歴史の連綿とした繋がりを理解したり、地理の各風土や土壌を考えたうえでの地域の成り立ちを理解したりすることも重要である。しかし日本の受験システムから、それぞれの理解を深めることに時間を費やすよりも、暗記したほうが効率よく点数がとれるのである。

    また、過去に穴を空けたままの状態となっている部分に関しては、今の状態であれば理解できることが意外と多くある。あまり理解できない状態でいったんはその単元を置き去りにしてしまったが、さらに進んだ単元を学習したことにより、理解できるようになっているのである。山登りに例えると、当初は高いと思い迂回して山の反対側に回ってみたが、しばらくして再び同じ山登りをしてみると、迂回しているうちに基礎力が向上しており、登れるようになっているイメージである。

    暗記科目は一夜漬けでどうにかなるものではないので、1日のうちに決まった時間を暗記に充てて、これから受験日まで学習を続けると良いだろう。過去に苦手であった単元も振り返ってみて丁寧に問題を解いてみると、今なら理解ができる部分も多いのではないだろうか。年末まで着実に暗記科目と穴埋めをこなし、冬休み頃から過去問に着手すると良いだろう。

    暗記は1人で行うものである。そのため、大切な暗記の時間を塾にとられるのは、時間的にも金銭的にももったいないので、塾コントロールの時間配分ではなく、保護者が子どもと勉強スケジュールを考えたうえでの時間配分をしてほしい。

    穴埋めに関しては講師の力が必要な所もあるだろう。それで力を発揮するのは、やはり家庭教師だろう。学習進度を個別に調整してくれることや、苦手な部分を塾よりも伝えやすいので、この時期には積極的に家庭教師の助力を仰ごう。そして、過去問を着手する時期になったら、過去問で不明瞭な点もカバーしてもらい、弱点をキッチリ塞いだ状態で都立高校の受験に臨んでもらいたい。