• 基礎知識

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  • 不登校の原因としての「勉強」

    11月も中旬を過ぎ、今年も終わりが見えてきた。このころになると今年高等学校に進学した高校生たちも部活や塾、あるいはアルバイト先などで自分の居場所が確立されている頃である。しかし、この時期に学校内でも学外でも自分の居場所が無く孤立してしまっている生徒もいる。多くの生徒はそれでも我慢をして通学を続けるが、中には学校生活に馴染めず、不登校となってしまう子どももいる。

    不登校の実態調査という追跡調査が行われており、不登校になった理由に関して、最も多いものが「友人との関係」であった。次いで多かったのが「生活リズムの乱れ」、「勉強が分からない」、「先生との関係」であった。

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    とくに注目したいのは上位に入っている「勉強が分からない」と「先生との関係」だが、これは共にリンクしているものであることが多い。勉強が分からないのは先生が原因であることがあるからだ。

    先生との関係では、「すぐ怒る」や「体罰」といったことで子どもがその先生を嫌ってしまったり避けてしまったりする事がある。子どもが教師を嫌ってしまうことが、勉強が分からなくなる一端を開いてしまうケースもある。

    勉強の好き嫌いを決定する要因として教師は重要である。教師の行う授業が面白ければ、子どもはその授業が苦手であっても興味は持つ。興味を少しでも持つことできれば、徐々に勉強に向かう事ができるからだ。しかし反対に嫌いな教員が行う授業には興味を持てないだろう。そこから勉強嫌いになり、皆についていくことができなくなり、不登校に至ってしまうケースもあるのだ。

    教員を嫌いでなくても授業が分からず、勉強嫌いになってしまうこともある。これは全て教員の一部が教えるのが下手であるという問題ではない。今の教員は非常に多忙なのである。日本語を母国語としない子どもの増加や、いじめ問題、発達障害の子どものケア等、昔の教員と比べて立ち向かわなくてはならない課題が増えているのが問題のひとつである。そういった対応に追われるうちに指導力を磨くべき時期に指導力を磨けなくなり、教科書通りに教える事しかできず、理解ができずに置いて行かれる子どもたちが生まれてしまうのである。

    学校の勉強について行けずに不登校になってしまうのはもったいない。社会に出れば学校の勉強がすべてではないし、せめて中学校を卒業さえすれば、今なら全日制や定時制の高校だけでなく、幅広い事柄を学べる通信制高校もあるからだ。

    学校の授業についていけないと友人関係も崩れることがある。自分が全く勉強できないことを恥じてしまうことがあるからだ。その場合には塾に入れて学習させようとするケースがあるが、同じ学校の生徒がいる塾に入れると逆効果になってしまう。そういったことが懸念される場合には家庭教師を頼るのが良い。家庭教師なら塾と違い、その子どもの学習進度を同級生に知られることが無いからだ。そして学校の教師の授業が分かりにくくとも、プロ家庭教師ならば学校の先生以上に分かりやすく教えてくれるだろう。

    不登校から引きこもりになってしまう前に、親が取り除いてあげられそうな課題であれば、使えるツールを使って取り除いてあげよう。どのような進路を辿ろうとも、親の最大の願いは子どもの幸せのはずである。

    不登校から這い上がることは昔よりも選択肢があるが、それでも大変な道のりである。全て親が敷いたレールの上を走らせることは認められないが、親がある程度の手助けをしてあげることも重要である。