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  • 文部科学省がインフルエンザによる高校入試追試の実施要請

    東京都をはじめ、全国で高校入試シーズンを迎えた。今年は例年以上にインフルエンザの拡大が進んでおり、2月7日に国立感染症研究所が発表したデータによると、東京・千葉・埼玉・神奈川の首都圏において、インフルエンザ流行の警報レベルとなる、定点観測数30.00を大きく超えた報告数となっている。

    例年、インフルエンザ流行のピークである2月に高校入試が実施されており、多くの自治体においては公立高校の入試の追試は行われておらず、体調の悪い受験生は試験当日に別室にて受験させている。これに対して文科省は、インフルエンザ等により体調を崩した生徒の救済案として、試験日を別に用意し、追試験を行うよう、全国の教育委員会や私立高校へ通知を出したのである。

    現状では体調を崩した受験生は体調不良のまま受験をせざるを得ない状態となっている。学校側としては日程や会場、人員の確保が必要となるため、追試験の実施には難色を示している。

    体調不良のまま試験を受けることは生徒にとっても負担が大きく、本来の力が発揮できないことで合否に大きな影響を与えることは想像に難くない。しかし生徒への影響だけでなく、学校側への影響も出てくる可能性がある。

    第一の影響としては、体調不良の生徒を会場内へ入れることによる感染症拡大のリスクである。別室受験とは言っても、試験会場までの移動は公共交通機関に頼ることが多く、特に東京近郊では電車の乗降客数が非常に多く、乗客同士の距離が非常に近い、もしくは密着した状態となる。同一の学校を受験する生徒や会場運営のための教員などの人員は同じ経路をたどる可能性が極めて高く、この移動時間の中でも感染リスクが非常に高いものとなるのである。

    第二の影響は、優秀な人材確保機会の喪失の可能性である。前述した通り、体調不良を起こしてしまった受験生は本来の実力を発揮することは難しい。そうなると、せっかく優秀な生徒が受験してきても不合格としてしまう可能性があるのだ。本来入学して力を発揮することができた可能性がある生徒を他校に持っていかれてしまうのは、学校としても大きな損失となってしまう。

    そもそもインフルエンザ等の感染症が大流行するこの時期に受験を行う日本のシステムに難があると考えるが、冬季に入試を課するのであれば文科省の要請のように追試日を別途設けることが、生徒と学校双方にとって有益であると考える。

    今年は特にインフルエンザが大流行しているが、毎年1~3月はインフルエンザをはじめとする感染症が流行する時期であり、どうしても体調不良を起こしやすくなってしまう。試験当日はもちろん、試験直前に体調不良となるとどうしても生徒、保護者ともに焦りが出てしまうだろう。子どもが体調不良を起こした場合には、家庭教師へ相談してほしい。プロ家庭教師であれば多くの受験生を輩出してきたので、その経験から良い対処法など教えてくれるだろう。学生の家庭教師であっても、本部がしっかりしてさえいれば、学生の経験ではなく本部の経験を聞いてきてもらえるよう頼めば良い。

    今まで頑張ってきた勉強を、たった数日の体調不良でふいにしてはもったいない。しかし、生物である以上、感染症のリスクや体調不良は必ず起こってしまう。そういった観点からも、高校側には追試日の設定など積極に取り組んでもらいたい。

    今月いっぱいまで受験は続くが、体調管理は子どもだけならず、家庭はもちろん、頻繁に会う家庭教師の協力も必要不可欠である。今までの努力が結実するよう願っている。