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  • Twitterの勉強垢とは何か

    ついに受験シーズンに入り、受験生だけでなく、来年や再来年に受験を控える生徒や保護者達も将来の入試に向けて意識を持つようになる時期に差し掛かってきた。

    インターネットが当たり前の現在では、受験サプリなどの学習ツールがネット上で気軽に使えるようになっている。さらに、多くの情報をネット上で集めることができるため、インターネット普及以前の情報収集は同級生が学校の先生、保護者や家庭教師などの講師から主であったが、現在はネットを介しての情報収集が一般的になりつつあるのかもしれない。

    その中でTwitterでは「勉強垢」というアカウントを取得する生徒たちが増えている。

    中高生が最も多く利用しているSNSはLINEに次いでTwitterが多いというデータがある。LINEは既に知り合っている仲間同士での連絡ツールとして利用されているが、Twitterはネット上だけの知り合いが作りやすい。さらに、LINEと異なり複数のアカウントを取得できるため、メインとして使うアカウント以外に、Twitter上だけの秘密の繋がりを持ったアカウント等を使うユーザーも多い。その中で勉強に使うことに特化したアカウントとして、「勉強用アカウント」という意味を込めて「勉強垢」という名前でアカウントを取得している子どもが増えているのである。

    勉強垢の用途として、以下の用途で使用している子どもが多く見受けられる。
    1.勉強に対するモチベーション向上
    2.勉強や受験に関する情報収集
    3.近しい仲間探し

    多くの子どもは自身の勉強道具やテスト結果、ノートなどを写真でアップしてやる気を見せている。中には「絶対〇〇合格」や「偏差値〇〇アップ!」といった目標を発表し、決意表明の場として活用しているようである。

    受験する学校や勉強に関する情報収集として利用している例もみられる。「〇〇高校の〇〇部は練習きついですか?」や「〇〇の勉強に良い参考書は何ですか?」といったように、自分が行きたい学校であったり、特定の教科における勉強法や優良な参考書の情報を集めたりしている例が散見される。

    上述の2例を除いて多くの子どもが「#勉強垢とつながりたい」といった内容で、自身と同じような境遇の人とのつながりを求めているように感じる。そういった子どもは、「勉強垢」という言葉の流行に乗っているだけで、実際に勉強や受験に活用していないケースがみられる。Twitterの性質上、非常に多くの人と繋がりが生まれ、多くの人の呟きを見ることで時間を浪費してしまっているのではないかと危惧される。

    現代の子どもはネットで他者と繋がることが当たり前になっている。さらにネット上の情報はなぜか信用されやすい傾向にあるため、有用な情報と区別がつきにくい。東京や神奈川のような人口密集地においても、近隣の人と話して情報交換をするようなことは無く、ネット上の情報を探すことに執心してしまう傾向にある。

    特に「勉強垢」という言葉に乗っているだけの子どもは、何が有用な情報であるか読み取る力が低い可能性がある。そうすると、自分の都合の良い情報だけを集め、都合の良いように解釈し、実際に必要な情報が欠落してしまう可能性がある。

    もしも保護者として子どものTwitterアカウントを見ることができるのであれば、勉強垢をどう利用しているのか見てみると良いだろう。見ることができない場合でも、直接子どもに勉強垢を利用しているのか、そしてどのような利用をしているのかを聞いてみると良いだろう。万が一、ただ繋がりを作るためだけに利用している気配を感じたら、有用な情報を見極めるよう注意は促した方が良い。

    一番信用できるのは学校の先生や家庭教師の実体験である。それをしっかり子どもに理解させるのが良いだろう。ネット上で出てきた怪しい情報を家庭教師等に一度聞いてみてもらい、それで情報の信頼性を確かめるのもありである。

    情報化社会の発展で、すべての人が情報を発信できるようになっている。それにより有用な情報が覆い隠されてしまうこともあるので、何が本当の情報であるかを見極める力が必要とされている。