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  • 5月21日 東京の私立中学合同説明会を開催

     2017年5月21日に、東京の私立中学校173校が参加する大規模な合同説明会が東京国際フォーラムで開催される。

     私立中学の説明会であるため対象は小学生だが「小学何年生から説明会に参加した方が良いのか」という質問をよくされる。説明会にも学校見学を含めたものと、今回開催されるような、大きなホールで複数の学校が行う合同説明会の2種類に大別される。そして合同説明会に関しては小学校1年生の頃から参加して良いだろう。

     小学校1~3年生の低学年からの参加には、受験を気負う必要が無いため、幅広い学校から自分の子どもに合いそうな学校を選択できる利点がある。もちろん東京の公立校への進学も視野に入れながら、選択肢の一つとして私学への進学ということを考えるために合同説明会を利用すると良いだろう。

     小学校4・5年生において、私学進学の考えが少しでもあるならば必ず参加した方が良い。志望校の絞り込みとして、実際に通うことをイメージするために学校の担当教員と話をすることができる合同説明会は絶好の機会と言える。また、小学校6年の受験直前の時期になる頃には、志望校はほぼ確定させていることや、多忙なため参加する機会を逸してしまうことがあるからだ。

     もちろん小学6年生でも、参加ができるならば参加した方が良いことが多い。しかし5年生までの頃と異なり志望校を探すというよりも、受験へのモチベーション向上や志望校の確認といった意味で利用した方が良い。

     もちろん志望校をギリギリで変更することはあるだろうが、6年生までの時期に学校見学も経験して、志望校へ進学するイメージを醸成することが受験へのモチベーション維持に重要だからである。

     小学校低学年や中学年からじっくりと中学受験へ向けて取り組んできた子どもは、小6の春先から初夏にかけてモチベーションが低下してしまうことがある。長く続けてきた受験勉強も、将来的な見通しが立たなければ継続する力が衰えてしまうからだ。

     しかし、合同説明会の中で自分が気になる点などを質問させることで、子どもは自分がその学校へ通うするイメージを持てるようにすればモチベーションの向上が期待できるである。

     また、今回の合同説明会にはグローバル人材や技術イノベーションに関する教育セミナーや、小学生と保護者が参加するワークショップが複数展開される。特に親子が参加するワークショップには、地球環境に関する話や飛行機が飛ぶ理由などを分かりやすく実態を伴いながら説明してくれるものが用意されているようであり、子どもの知的好奇心を大いに刺激してくれることが期待されるので、親子共にぜひ参加した方が良いだろう。

     私立中学の説明会について保護者から「複数回行くことで受験に有利になるのか」と聞かれることが多いが、そういった優遇は基本的にはあり得ない。万が一、学力テストで同点であり、面接でも同等の印象を学校に残したうえで、学校側があと1人しか入学を認めないというケースがあれば、もしかしたら有利に働くのかもしれないが、そういったことはまずあり得ないのと、多くの学校ではそういった場合、両方を合格させるからだ。

     しかし、何回も説明会に行くことに意味が無いかというとそうでもない。その学校に通うことのメリットや校風を詳しく知ることができるほか、子ども自身がその学校に通うイメージを持つことができるので、受験に対して消極的になってしまっていたり、モチベーションが下がってしまったりしている場合は学校説明会でポジティブな話を聞くことで、受験に対する姿勢が好転することがある。

     また、説明会に行った際にするべき質問についても聞かれるが、ほとんどの場合、保護者が気になっている点を気兼ねなく聞くと良いだろう。まだ受験に本格的に取り組んでいない場合には、学校の校風や生活スタイルについて聞いてみると良いだろう。

     校風は学校が考えている教育イメージであり、その教育姿勢が子どもの性格や将来性とマッチしているかを考えるのに役立つ。例えば、文武両道を旨とし、勉強にもスポーツにも力を入れる考えを持った学校では、スポーツが苦手な子どもは大丈夫か心配する親もいるだろう。子どもの得手不得手はどこにでもついて回る問題であるため、そういった点のケアについて適切にこたえてもらうことで、その学校でしっかり子どもが育つのかをイメージできるだろう。

     意外と重要なのが交通と立地についてである。遠方の学校であった場合、中学生といえども子どもが毎日通うのに苦労しないか、また、朝食や夕食はしっかりと摂れそうか考える材料として聞くのが良い。分かりやすいのは、自宅の最寄り駅を伝え、その近辺から通学している生徒がいるのか、その際の生活サイクルは問題無いかを聞くと良いだろう。東京都内であれば多くの鉄道路線やバス路線が発達しており、通学にとてつもない時間がかかるというものではないと思われるが、気になる場合は念のため確認をしておくと良いだろう。

     あえて答えにくい内容を聞くというのも良い質問である。例えば、学校内でのイジメの有無や、いじめが発覚した際の対処方法、補習の有無や、補習を受けなければならないケースの条件、内部進学の実情や高校進学時に外部進学する生徒の数など、学校側が積極的に発信しないような内容を聞いてみると良い。この時に誠実に受け答えしてくれるのであれば、そこは信頼に足る学校(少なくとも信頼に足る教員がいる学校)であることが分かる。

     冒頭でも触れたが、中学受験に関しては考え出すのに早すぎるということは無い。とある学習塾のアンケート調査結果によると、中学受験を考え出すのは学年別だと小学校4年生時が最も多かったが、小学校3年生までに中学受験を検討していたという回答が半数近くあったのである。
    中学受験を考え出すタイミング 【出典元】
    https://spring-js.com/event/5954/

     受験を必ずするというスタンスではなく、選択肢の一つとして私立中学というものを考える材料として、合同説明会に参加するのが良いだろう。

    本格的に中学受験にシフトするのであれば、早めに対応をした方が良い。特に家庭教師の場合は中学受験経験者に指導してもらった方が圧倒的に良い。それは、中学受験が高校受験と比べて独特のシステムを有しているからである。

    経験者からの話を直接聞いたり、中学受験に合格した後の生活の話を聞いたりすることでモチベーションの向上にも繋がる。

    本サイトをご覧いただいているということは、それだけ子どものより良い将来について考えている方であろうと思われる。子どもがより良く成長できる場所として公立学校も私立学校もそれぞれメリット・デメリットがある。それらを考える1つの材料として、せっかくの機会なので、東京都の私立学校説明会に足を運んではいかがだろうか。