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    東京の家庭教師一覧

  • 夏休み明けの子どもの自殺が最多

    8月も終盤となり、夏休みが終わり学校生活がスタートする時期となった。過去の統計より、子どもの自殺が集中するのが夏休み明けの9月1日であり、特に受験を控えている受験生はナイーブになっているため、「うちの子に限って自殺なんて考えるはずがない」と考えている家庭でも注意をしてもらいたい。

    子どもの自殺に関して報道で大きく取り上げられるのはイジメの問題であるが、実は子どもの自殺理由のトップは「学業不振」といった問題である。イジメが自殺の理由であるケースは全体の2%にも満たないため、実際は学業や親子関係の問題がほとんどを占めているのである。

    特に東京近郊の学校に通っている子どもの場合は、地方の子どもたちと異なり選択肢が多くあり、ちょっとした学力の差で進学先が変わることがよくある。また、親の期待が過度な場合には、それが強いプレッシャーとなり心身に不調を来してしまうケースもありうる。

    2016年には、全国で320人もの小中高校生が自ら命を絶っている。小学生でも12人、中学生では93人、高校生に至っては215人であり、全体の3分の2は男子だったそうだ。

    日本では子どもの死因の1位が自殺となっている。

    自殺の前には自傷行為や死について話すようになるケースもあるため、子どもの行動や言動に違和感を感じたら、すぐにでも子どもと話す時間を作ったり、信頼できる人に子どもの話を聞いてくれるよう頼んだ方が良い。特に学業で悩んでいる場合には、子どもが感じているプレッシャーや進学についての考えを汲み取れるように家庭教師と相談すると良いだろう。

    また、自殺しようと考えていた同級生と一緒に自殺を図ったケースもあるため、本人が深刻な状況に無くとも、親友が深刻に悩んでいた場合、その悩みが伝播して道連れ自殺に至るケースもありうる。

    そういったケースを防ぐためにも、安易に「死」という選択肢を選ぶのではなく、まずは信頼できる大人や組織へ相談してみることを勧めるように伝えておくと良いだろう。

    24時間対応の子どもSOSダイヤルは【0120-0-78310】がある。子ども自身が抱え込まないように伝えるのも良いし、困っている友達に伝えられるように、上記の番号を伝えるのも良いだろう。また、文科省やボランティア団体でも聞き取り相談を行っているケースもあるため、親や友人、家庭教師などにも相談がしにくい場合には、インターネットで子どもの悩み相談をしている団体を探しておき、子どもに伝えておくと良いだろう。

    子どもは自分自身の悩みを親や親しい人にこそ相談しにくいといったケースがある。自分の子どもにそういった傾向があるかを見極めるのはとても難しい。そのため、「あなたのために、この情報を伝えている」という言い方ではなく、「あなたの友人で困っている人がいたら、この情報を使いなさい」といった形で子どもに伝えるのも良いだろう。

    夏休みが終わると、年度の半分が過ぎ進路決定を明確にしなければならない時期がやってくる。その際に不安を抱えて最悪の道を安易に選ばないようにするためにも、大人たちは子どもたちに逃げ道を用意してあげるくらいの心の余裕が必要だと考える。