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  • 東京ユースボランティア・バンクが開設

    2020年の東京オリンピックへ向けて、2018年よりボランティア募集がスタートする。東京都内の小・中・高校生に対しオリンピック教育の一環として、ボランティア精神を学ぶということが掲げられており、オリンピックのボランティアに限らず幅広い分野へのボランティア活動を推奨しているようである。それに伴い、東京都では【東京ユースボランティア・バンク】というものを開設した。

    東京ユースボランティア・バンクは、子どもたちが様々なボランティア活動を行う機会を増やしていくために、子どもたちへ情報発信を進めていくことを目的としている。

    日本は他の先進国と比べてボランティア精神が低いと言われおり、諸外国よりも低年齢層でのボランティア経験が乏しく、それを改善するためにオリンピックという契機を活かそうと考えているようである。

    東京都は「ボランティアマインド」を育成することを一つの目的としている。ボランティアマインドをはぐくむことで、自身が社会に貢献することについて考える契機となり、他者を思いやることにも役立ち、そして何よりも人の役に立つことで自尊感情がはぐくまれ、子どもの精神面に非常に大きな影響を与えるため、子どもの健全な成長に役立つのである。

    東京オリンピックへの参加については、このボランティアマインドの醸成と併せて、子どもの様々な面での成長に役立つものである。1つめはボランティア参加に伴うスキルアップの機会が持てること。2つめは異文化コミュニケーションを図ることができること。3つめは受験や就職の際に役に立つ可能性があることである。

    ボランティアスタッフが外国人への案内などをするにあたり、英語を学ぶ必要に迫られるケースがある。それは日本に限らず中国や韓国など近隣諸国でも同じである。2008年のぺキンオリンピックや2014年のソチオリンピックにおいては、オリンピックの公式スポンサーの中に語学教育に関わる企業が入っており、英語教育プログラムを無料で提供したのである。2016年のリオデジャネイロオリンピックにおいても同スポンサーは無料で語学教育を行っており、2020年の東京オリンピックでも同じ英語教育プログラムが導入されると思われるので、ボランティア活動に参加することで語学教育を無料で受けられる可能性が高いのである。

    また、多くの国と地域から様々な人種の人々が集まるため、ボランティア活動の中でそういった人々と直接かかわる異文化交流の機会が得られる。もちろん英語に関してはネイティブスピーカーと接する可能性が高いので、より実践的な英語を素肌で学ぶことができるのである。

    これらの機会が得られることで、子ども自身が貴重な経験を積むことができ、その経験を受験や就職活動の場などで話すことができるようになるのだ。反対に、同世代においては学校単位でボランティア参加する子どもが増えることが予想されるため、受験や就職で同世代にボランティア活動をしたことがある人が増える可能性が高い。そのため、オリンピックに関わらずその他のボランティア活動を行っていないと、他者よりも積極性やボランティアマインドが低いと判断されかねず、もしかしたらボランティアに参加しないことで不利益を被ることがあるかもしれない。

    東京ユースボランティア・バンクの開設によって、学校からボランティア活動についての情報が児童・生徒に伝わるため活動に参加しやすくなるだろう。しかし、この取り組みについては公立の学校が対象となっているので、私立学校は対象から外れている。そのため私立学校に通学している、もしくは通学する予定の子どもは自力で情報を集める必要があるだろう。

    大学生はボランティア活動に取り組んでいる人もいるため、家庭教師で学生講師を雇っている場合には、ボランティア活動に関する情報を提供してもらうことができるかもしれない。そういった情報も活用して、これからボランティアに取り組むのも良いだろう。

    ボランティア活動に参加することで受験・就職の役に立つ可能性がある。しかし、それ以上にボランティア活動に参加することによって子ども自身の成長につながる。子どもの成長のためにも、ぜひボランティア活動に取り組ませた方が良いだろう。