7月6日、史上最年少ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさん(17歳)が、オスロの「教育サミット」出席前に声明を発表した。
全世界の子どもが12年間の無償教育を受けられるようにする為に、毎年390億ドル(約4兆8,000億円)を追加拠出するよう、各国指導者に要求。
韓国の仁川で今年5月に開かれた「世界教育フォーラム」では、各国が2030年までに12年間の無償教育を保障する制度を実現させる、と宣言した。(実現させるには世界で毎年3,400億ドルが必要と推定されている)
だが、実際にはおよそ390億ドルが不足だと言う。
これを受け、マララさんは声明を発表した。
「不足分(年間390億ドル)は世界各国の軍事支出の合計額の『わずか8日分にすぎない』。『各国政府の意志が欠けているせいで、最貧困層の少女は3年間しか教育を受けられない』」
この声明を受け、各国首脳はどう考えるのか、今後の動向が注目されそうだ。