今まで日本人学校では、国内占有率1位の教科書を使うことになっていたが、文部科学省がその取り決まりの見直しを行い、来年度よりそれぞれの日本人学校側で選択できるとする通知を出した。
対象は海外の日本人学校に通っている小中学校生向けの教科書となる。
「国内で占有率1位の教科書を使用する」という取り決めに対してはかねてから独自に決めたいという学校側からの希望があった。
通知は今月26日付、対象は海外の日本人学校・私立学校の合計93の日本人学校に通う義務教育段階の児童約2万人。
原則としては国内で占有率1位の教科書を使用するが、子どもの学習状況・教員の指導体制を配慮し学校側で別の教科書に変更できるとした。