子供の認知力や適応力、学習力等の発達は、感情の動きである「情動」が基礎になっており、いじめなどの問題行動についても重要な要因の一つである考えられている。しかしながら、「情動」に関する科学的な研究は研究者個々の段階で留まっており、実際の学校現場には活かされていないのが現状だ。
それらを踏まえ9月28日、文科省は第1回「情動の科学的解明と教育等への応用に関する調査研究推進会議」を開催し、研究結果を学校現場での活用できるよう協議した。
同推進会議メンバーは、小児発達学研究、精神神経医学、教育相談機関、公立学校共済組合、特別支援教育、生徒指導関係者などで構成されており、研究者間、研究者と教育関係者間での連携体制の構築(プラットフォーム)ができるのかを今年度いっぱいにかけて検討していく。