教職大学院というのをご存じだろうか。多様化・複雑化されている学校教育に対応するため高度な専門性をもった教員の育成を図る機関であり、平成24年度の答申において、教職大学院を全国に設置する事を目標に掲げていた。
平成27年現在、22都道府県に国私立合わせて27大学にとどまっているが、来年度からは、琉球大学、富山大学など、新たに18大学が教職大学院を設けることとなった。
琉球大学では「理論と実践の融合」を掲げており、教科教育と生徒指導に優れた教員を育成する。また2年間の授業料で最長4年間の就学が認められる長期履修制度を導入する。一方、富山大学では、「チーム学校の牽引役となるスクールリーダー」を養成するために、若手を指導する教師の育成に力を注ぐ等、各々大学によって特色がある。