10月28日、文部科学省の有識者会議にて大学入試センター試験に代わる新テストについて議論が行われ、各学校関係団体からヒアリングを行った。
8月に有識者会議でまとめた中間報告によると、新テストに関しては2020年から実施し、従来の知識や暗記中心の入試ではなく、思考力や判断力、表現力を測る問題を重視することとした。
しかしながら、多くの団体から戸惑いや批判の声が相次いだ。国立大学協会の担当者からは「新テストの問題や難易度のイメージがわかない」、全国高校長協会からは「年間複数回の実施が検討されているが、現行の入試センター試験より前倒しになると学校教育に大きな影響が生じる」と懸念を示した。
有識者会議は本年度内に最終報告をまとめる。