ホームページのシステムやゲーム自体を作る「プログラミング」が、小学生を持つ親に人気だ。
スマートフォンやタブレット端末が普及している現代にあって、幼少期からITに親しめる環境が将来に役立つと考える親が急増中。
大手学習塾も相次いで専用教室を開くなどし、新たなビジネスとしても現在注目を集めている。
人気の習い事のランキングベスト10が今までとは大きく変わっている。
「やったあ、ちゃんと動いた」
「この数値を変えると、キャラが強くなるぞ」
2014年4月に始まった学習塾「りたりこ」(東京都目黒区)による教室には、約300人が通っている。
小学6年生の男子児童(11歳)は、「英語の教室はやめたけど、プログラミングは面白いから続けられる」と目を輝かせている。
リクルートライフスタイルが昨年8月、小学生以下の子供がいる全国の母親約600人を対象に実施した調査で「小学校高学年に習わせたいことは」と尋ねた結果、プログラミングがピアノや空手に次いで7位に入った。ベスト10入りは初めてで、ダンスやそろばんより上位だった。
「りたりこ」の担当者は「親のスマホでゲームをしたり映像を見たりしているうち、プログラミングに興味を持つ子供が多い」と分析。「(米アップル創業者の)スティーブ・ジョブズのようになってほしい」といった親の声もあるという。