群馬県立藤岡北高校環境土木科ガーデニングコースの3年生11人が、藤岡市内の動物病院と協働し庭づくりに取り組んでいる。
「自分たちの理想がかたちになっていく」と語る生徒たちは、机上の学習から一歩進んで実践の場を得たことに緊張混じりの笑顔。
同生徒達は年度内の完成に向けて創意工夫している。
今回、藤岡市下大塚の動物病院「ハローどうぶつ病院」が庭づくりの話を持ちかけた。同病院は向かいの古民家を改築し、昨春から「ハローアカデミー」をオープンさせた。愛犬のしつけや飼い主向けの講座などを手がけている。
オープン以降、ドッグトレーナーの榎森康太さん(31)は「人とペットの交流が深まるような、温かみのあるエントランスに作り変えたい」と思い続けていた。
榎森さんは同高ガーデニングコースの生徒達が「国際バラとガーデニングショウ」という大会(全国規模)で度々入賞していることを知り、学校に協働を呼びかけたのが始まり。
学校からは無事に快諾を得られたという。
この庭づくりは2014年12月に始動し、そこから生徒達は測量やデザインの仕上げをし、同病院のスタッフに提案してきた。