道徳教育とは、文科相によると児童生徒が生命を大切にする心や他人を思いやる心、善悪の判断などの規範意識等の道徳性を付ける教育をいう。一般的な学業とは異なり、人の心を育む意味においてはある意味最も重要な教育かもしれないが、通常の学業とも密接に関連してくる。
そんな重要な道徳教育に関して評価等の在り方に関する専門家会議の第7回会合が12月16日開催された。
道徳に関して「特別の教科」として行う事以外に、通常の教育活動を通しての道徳教育も注目されており、価値観・児童観・教材観の3点から授業の振り返りをして指導改善を図る流れを作りたいとした。
また実際に児童がどのように感じたのか、どのように成長したのか等を道徳通信等で記録し、公開し、教師の所見記入による評価などの取り組みも検討された。
道徳通信とは、授業ごとに生徒から感想文を書いてもらい、個人別に1年分を閉じる。子供の変化や意見メモを活用し、教師が短文の所見を記入していくというものだ。