このページでは、家庭教師だからこそできる家庭での食育指導について考えてみたいと思います。食育は、子どもの健康を保つ上でどうしても必要なのですが、専門的な知識を要求されることもあり、なかなかカバーされにくい部分ではあります。
さらに、学校での食育教育には、どうやら致命的な盲点が存在しているようなのです。
では、家庭教師はどのように食育に関わっていけるのでしょうか。
国と東京都による食育の盲点と家庭教師の関係
ここ数年、世の中に出回っている食育という概念ですが、具体的にどのようなことを指すのでしょうか。食育は、「何を」「いつ」「どのくらい」「どのように」「誰と」食べるかを指導する教育のことです。食は生活と切り離せないものですから、本当は一日を通して指導しなければ、食育の意味はありません。
ところが、学校での食育は、主に給食に関わる指導に集中しています。また、東京都も食育に関してはあまり積極的ではなく、現場でのアレルギー事故防止策をまとめるにとどまっています。
そうなると、家庭での食育は、親御さんや家庭教師が担うしかないと考えられるのです。
しかし、家庭教師は一般的に科目教育の担当ですから、食育に関わるのはそれほど簡単ではなさそうです。
具体的に、家庭教師はどのような関わり方ができるのでしょうか。
家庭教師が東京で食育を行う方法
東京は、様々な食にあふれています。ファストフード店やコンビニエンスストアが至る所にあり、最近ではパンやお菓子の自動販売機も多数見かけるようになりました。子どもが簡単に食にアクセスできてしまうということは、逆にしっかり食育をしておかないと、すぐに偏食や肥満といった事態に発展するということでもあります。
家庭教師は、親御さんよりも近い距離感で子どもに接することができるので、普段の間食の取り方や、習い事に行く前の外食などについて、細かく聞き出すことができます。その中で、極端な偏食など、何か問題が感じ取れるようであれば、親御さんに相談することが可能でしょう。
最近では、保健所などで食育に関するパンフレットを扱うところも増えてきました。
そういった無料の情報源を使いながらの指導であれば、家庭教師による食育は十分可能だと考えられます。
食育のできる家庭教師を東京で探すには
食育に関する最も高いスキルを持っているのは、栄養教諭免許状保持者です。人口の多い東京であれば、栄養教諭免許状を持つ家庭教師を探すことはそれほど難しくないはずですので、家庭教師派遣会社などを使う場合は遠慮なく申し出てみましょう。
また、次に高いスキルを持っていると考えられるのが、家庭科教諭免許状保持者です。
こちらも、東京であれば家政学部が数多くありますので、大学経由などで求人をかけることができます。
さらに、栄養関係でいえば、管理栄養士や、食生活アドバイザーなどの関連資格が数多くありますので、是非活用しましょう。
人物像でいえば、子どもの話を深く聞き出すことのできる懐の深い人物が理想的です。
そのあたりは、面接や体験学習で上手に見極めましょう。
まとめ
夏休みに入って学校給食がなくなると、偏食で体重が著しく減ってしまった、あるいは肥満が加速してしまったという子どもが多数出てきます。子どもの食に何らかの懸念がある場合、手を打つとしたら夏休み前がベストタイミングだと言えます。また、夏休みは子どもが自分の食について学ぶチャンスでもあります。東京周辺の各地で食育に関する各種イベントが開催されるはずですので、家庭教師にお願いして参加するのもいいでしょう。食育は、子どもの一生にとって大きな財産になるはずです。