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2015年9月10日、東京都で第2回総合教育会議が開かれた。グローバル人材やいじめ対策、特別支援教育の充実等7項目を議題に挙げ、平成29年度までの教育基本方針に関する議論が行われた。
特に注目されたのは不登校対策として議題に上がった「チャレンジスクール設置」だ。
チャレンジスクールとは、小・中学校での不登校や高校での中途退学を経験した生徒が、独自カリキュラムで学び直しを行う3部制の定時制単位制総合学科高校である。都内には都立桐ヶ丘高校、世田谷泉高校、大江戸高校、六本木高校、稔ヶ丘高校の5校がある。
東京ビッグサイトの代表取締役社長である竹花豊委員は、不登校の原因は学校での学習の遅れが原因だと語った上で、東京を中心にチャレンジスクールを早い段階から取り組む必要性を訴え、小・中学校でやってみてはどうか、と提案を行った。これに対し、舛添都知事は検討していくと前向きな姿勢を見せた。