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  • 中学受験の最後の追い込みは家庭教師と

    中学受験の最後の追い込みは家庭教師と 東京都の私立中学校の入試まであと数か月。学校によって日程は異なりますが、東京の私立中学校については、入学者選抜期日は令和2年2月1日以降と東京私立中学高等学校協会によって定められています。

    最後の追い込みとして家庭教師を利用するのは有効なのか、考えられる利点と利用する際の注意点を解説します。うまく家庭教師も取り入れることができれば、残りの数か月でもぐっと合格に近づくことができるはずです。

    自由度が高い家庭教師


    家庭教師は、ある程度自分の予定に合わせて日程や時間を決めることができます。受験前だけ日数や時間を増やせるのも、家庭教師の大きなメリットです。そのため、子どもにとって無理のない範囲であれば、塾との併用もしやすいといえるでしょう。受験を目前に、短期間だけ家庭教師を利用する人も実際少なくありません。

    また、カリキュラムが自由なのもポイントです。苦手な分野を徹底的に取り組んだり、過去問の間違いの解き直しにだけ時間を費やしたりなど、現時点の生徒にとって必要なことに特化したカリキュラムを実行できるのは、家庭教師ならではといえます。塾やこれまでの受験勉強のフォローというかたちで家庭教師をプラスαするのは、最後の追い込みとしては有効でしょう。

    短期間で合格に近づくための利用方法


    東京の中学入試まであと数か月、短期間で合格に近づくためには、家庭教師の利用方法を考えることが大切です。ポイントを3つ取り上げます。1つ目は、家庭教師に現状と明確な目標を伝えることです。受験前でそう余裕があるわけではないので、模試の結果や学校の成績表など、分かりやすく子どもの「現状」を伝えましょう。「目標」についても、ただ志望校を伝えるだけでなく、入試までに克服させたい部分などが分かっていればその点を重点的に取り組んでもらうなどしましょう。

    2つ目は、受験当日までのスケジューリングをしてもらうことです。入試までの学習ペースが明確になると、子ども自身も取り組みやすくなります。

    3つ目は、自習中に分からなかったことをメモして、家庭教師の時間に解説してもらうことです。中学入試までと期限付きで考えると、家庭教師と勉強できる時間は限られています。その時間を有効活用するためにも、分からなかった問題などはリストアップしておきましょう。

    家庭教師とは「量より質」の勉強を


    入試の日程が近づいてくると、勉強時間を増やしたり新しい参考書を買ってきたりと、多くの親御さんは受験勉強の「量」を増やそうとします。すでにここまで受験勉強に取り組んできた子どもたちは、精神的にも肉体的にも疲れています。体調管理という面から考えても、無理に勉強時間を捻出させたりするのは避けましょう。

    家庭教師を利用する目的も、弱点単元の克服など、「質」を上げるためのものだと考えることをおすすめします。本人が苦手だと感じている分野や、模試の結果から質的補完するべき部分を見つけて、徹底的に仕上げていくのです。

    その点でいっても、マンツーマン指導の家庭教師は向いているといえます。受験勉強の追い込みというと、どうしても大量に勉強させようとしがちですが、実は内容を重視したほうが良いということを知っておいてください。

    まとめ


    中学受験の追い込みに家庭教師を利用することは有効だと考えられます。ただし、利用の目的や方法についてはきちんと意識しておきましょう。特に目的は大切です。ただ勉強時間を増やすために家庭教師を利用するのではなく、弱点克服や復習など、合格に近づくための質の高い勉強をすることを目的としましょう。

    家庭教師選びをする際にも、その点に注意しておくと失敗しないはずです。入試までの勉強プランなどについてどういった考えを持っているのか、確認してみると良いでしょう。