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  • ゴールデンウイークの子どもの過ごし方

    4月末より世間はゴールデンウイークに入る。それに伴って学校はもちろん、塾や家庭教師も休みとなるケースがあるが、休みのときの過ごし方によって子どもの将来に影響を与える可能性がある。今回はゴールデンウイークを子どもと有意義に過ごすことについて、主に中学受験を考えている層へ向けて紹介したい。

    1.子どもと自宅で過ごす
    今年のゴールデンウイークは有休をとれば9連休となるが、学校のある子どもは大型連休にするのは難しい。また、休日出勤の保護者もいることから、あるサイトのアンケートでは、ゴールデンウイークの過ごし方でもっとも多かったのが自宅で過ごすというものであった。
    連休中に外出しないというのも悪くはない。そこで親子の時間を持つということは、子どもとのコミュニケーションをはかるうえでも、非常有益な時間となりうる。しかし、ここで家族がバラバラに過ごすのは推奨できない。家で過ごすにしても、子どもとの会話の持てるような過ごし方をしなければならない。特に中学受験を考えている場合は、面接において家族に関する質問が必ずと言ってよいほど出される。保護者が多忙なケースでは日常の会話量がどうしても少なくなりがちだが、長期連休で家族が共に過ごせる時間が作れるのならば、いつも以上に会話の機会を持つようにすると良いだろう。

    2.近隣のランドマークへ行く
    今年のような大型連休が組みにくいケースでは、近隣のテーマーパークや水族館、博物館などに出かけるケースが増えがちである。特に東京は上野の博物館・美術館・動物園といったランドマーク密集地帯もある他に、池袋サンシャイン水族館、葛西臨海水族園など様々なランドマークがあり楽しめる。こういった場所でレジャーに赴くのは非常に良い。単純に楽しむという以外にも、子どもの知的探求心をくすぐり、「自分の好きなこと」を発見する良い機会となるからだ。特に博物館や科学技術館といった場所では体験型のレジャーを楽しむ事ができる。多くの体験を積むことで、子どもが成長し、自身の好きなものを発見できるかもしれない。

    3.小旅行
    海外旅行のような長期日程は組みづらいかもしれないが、4連休くらいとれるのであれば、国内旅行は十分に楽しむ事ができる。ゴールデンウイーク直前のため宿泊施設を押さえることが難しいかもしれないが、今は宿泊施設予約サイトも非常に発達しており、料金さえ気にしなければ十分に宿泊施設を押さえることができるだろう。
    家族での旅行は子どもの記憶に強く残り良い思い出となるだけではなく、東京近郊の都会では味わえない体験を子どもにもたらす。特に都会に少ない自然との触れ合いは重要であり、科学への探究心は古来より自然に親しみ、自然の中の不思議を解き明かしたいという知的欲求から生まれている。自然の中にある「なんだろう?」と思う不思議や疑問を、子どもと一緒に探すために自然の多い場所に行くのも良いだろう。また、歴史が好きな子どもであれば、京都や奈良、鎌倉といった古都を巡るのも良いだろう。歴史上の舞台となった地域を回ることで、子どもの歴史への探求心が育まれることもあるだろう。いずれの体験も全て子どもの知的探求心を刺激し、学習に対する良い効果を与えるだろう。

    今年はカレンダー通りであれば5連休は取れるだろう。そのくらいの日数であれば、両親の実家へ帰省したり、友人たちとのキャンプなども楽しんだりとスケジュールを組めるはずだ。重要なことは、子どもが楽しみ、家族間でのコミュニケーションの場となることである。中学受験のためにスケジュールを組むというわけではないが、そういった連休の過ごし方が子どもの中学受験に良い影響をもたらすことがある。もちろん、中学受験に限らず、中学生・高校生といった時期の子どもにも良い刺激となるだろう。

    せっかくのゴールデンウイークである。家族との絆を深める連休にしてはいかがだろうか。