家庭教師を探す方法の1つとして、マッチングサービスの利用が挙げられるようになりました。家庭教師を探しているご家庭と講師希望者とを結びつけるサービスです。家庭教師センターへ問い合わせしたり資料請求したり、といった手間もなく、インターネット上で契約が完結する点が時代のニーズにマッチしているのでしょう。マッチングサイトの利用方法や、そのメリット・デメリットについて解説します。
家庭教師のマッチングとは
家庭教師を探す生徒と家庭教師をしたい社会人や学生とを結びつけるのが家庭教師のマッチングサービスです。最終的にはご家庭と家庭教師との個人契約という形になるのが一般的なので、家庭教師センターに支払う入会金や手数料等がかからないため、初期費用や授業料を大幅に抑えることができます。
マッチングの方法は各社さまざまですが、まずはそれぞれが生徒として登録、家庭教師として登録を行ないます。ご家庭のほうから希望を出すことで、条件に合う先生選びへと進みます。マッチングを行なう会社で選抜された先生のプロフィールを確認して、条件が合いそうならそのまま面談等を行ないます。講師登録された情報を見て生徒側から面談の希望を出すという方法もあります。そして、採用が決定した際にのみ会社へマッチング料金を支払う形となります。
マッチングサービスを利用するメリット

また、選択肢が幅広い点もメリットとしてあります。希望条件を入力するだけで紹介してもらえたり自身で検索できたりするという手軽さも含まれます。さらにそこにオンライン授業という選択肢が加われば、地方在住でも東京の有名大学に通う家庭教師による授業が受けられたりなど、理想の家庭教師を見つけて個人契約を結ぶことができるのです。
もう1つ挙げるとすれば、契約内容の柔軟性があるでしょう。基本的に個人間でのやり取りとなるため、互いに納得がいく形であれば自由な授業スタイルや料金システム、ルールなどを設定できます。
個人契約のデメリットについて

1つ目は、家庭教師を見極める必要がある点です。中には家庭教師経験の浅い先生もいるため、先生としての資質があるのか見なくてはなりません。また、どうしても先生の質にはバラつきがあるため、不満に感じてしまうこともあるかもしれません。
2つ目は、仲介会社への教育相談ができないことです。基本的にマッチングサービスを運営する会社では、生徒と先生とを引き合わせることを主としているので、家庭教師センターのように相談できないケースが多くなっています。
3つ目は、入試情報等を自身で収集しなくてはならない点です。家庭教師による協力で補えるかもしれませんが、やはり家庭教師センターには劣る部分となります。
まとめ
家庭教師のマッチングは、より手軽に、低コストで家庭教師を利用できるサービスです。うまく活用すれば、東京の有名大学に通う先生でも格安で授業を依頼できるなどのメリットがあります。選択肢の広さや授業の柔軟性といった利点も考えられるでしょう。
ただし、個人契約ならではのデメリットに注意しながら利用する必要がある点はきちんと理解しておかなくてはなりません。登録プロフィールだけで安易に判断するのではなく、面談等を通して先生の人柄や子どもに向き合う姿勢などもチェックしておきたいところです。