• 基礎知識

    東京の家庭教師一覧

  • 不登校児と家庭教師

    不登校児

    東京では家庭教師会社の数も多く、料金プランやコースなども年々多様化しています。中でも最近需要が高まっているのが「不登校児サポートコース」です。その背景には、東京都の小・中学校における不登校児の数が年々増加傾向にあることが挙げられるでしょう。家庭教師による指導というのは不登校児に対して有効なのか、一般的なコースとは何が違うのか解説したいと思います。


    不登校児向けの家庭教師とは


    不登校児向けの家庭教師は多くの場合、専門的な知識や経験のある人が先生となります。会社の中でも専任の家庭教師として働いている場合が多く、プロに依頼するからにはそのような会社を選ぶようにしましょう。

    一般的な家庭教師の場合との違いは、不登校児サポートコースの方が、より柔軟な対応をしてもらえるという点です。その分授業料が割高になりますが、より手厚いサポート、子どもに合わせた指導が期待できます。また、勉強面だけでなく精神的なサポートも行う方針をとっている会社や先生が多く、身近な親御さんでないからこそできるメンタルサポートをしてもらえます。

    わが子が不登校になってしまうと、保護者として子どもとどう接すれば良いかわからなくなってしまうケースも少なくありません。そんな時、第三者の存在がきっかけとなり親子関係がスムーズになることもあります。


    家庭教師は有効なのか


    不登校になる理由や過程はひとそれぞれで、家庭教師との学習がその子にとってプラスになるかどうかは確信を持って言えることではありません。ただ、「ドロップアウトしてしまった自分」に対して劣等感を感じているケースが多いのが事実です。そしてそんな時に、自宅で勉強をすることが本人の自信につながることがあります。

    必ずしも高卒・大卒認定を目標とする必要はありません。ただ小さな目標に向けてでもコツコツ取り組んで、本人のやる気や意欲につながれば十分意味のあることだと思われます。また不登校になると、どうしても自宅に引きこもりがちで他人と接する機会が少なくなってしまいます。

    本人の希望に反する場合もあるかもしれませんが、それでもやはり、誰かに会ったり話したりするという行為は、心の健康のために大切な事です。自宅に先生が来てくれるのであれば、本人の負担も少ないのではないでしょうか。


    会社や先生の選び方


    不登校児の多くは、「学校に行っていない」ことに対する負い目を感じていることがあります。デリケートな部分を多く持ち合わせているからこそ、家庭教師会社や先生選びには慎重になるべきです。そのためまず優先したい条件としては、不登校児向けの専門コースが設定されている会社かどうかです。不登校児向けの対応に関してノウハウがあるか否かは大きなポイントです。

    先生についても同様で、実績のある人を選びたいところです。そのため、一般的に重視しがちな「有名大学卒業」や「プロ家庭教師」などの肩書きがある人にこだわるよりも、不登校児専門としての経験がある先生を探した方が良いでしょう。

    また一般的な家庭教師選びでも同様の事が言えますが、特に不登校児の場合には、本人の意思を尊重しながら先生選びをしましょう。保護者としては、最終的には子どもとの相性が良ければOKぐらいの気持ちでいた方が良いかもしれません。


    まとめ


    ニーズの高まりから、不登校児向けのコースが様々な家庭教師会社で設定されるようになってきました。家庭教師との勉強が不登校児にとって有効かと聞かれると、絶対にプラスに働くとは断言できない部分もあります。デリケートな子どもたちにとって家庭教師の存在が負担になることがあるかもしれないからです。

    しかし、いくつかの会社で体験学習をしてみる事は無駄にはならないのではないでしょうか。子どもと相性の良い先生が見つかれば、本人の意欲を引き出し、自信にもつながることが十分考えられます。特に何もやる気が起きないといった子どもの場合には、きっかけ作りとして家庭教師を検討してみてはいかがでしょう。