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  • 不登校生のための学校相談会

    年末も押し迫り、子どもがいる多くの家庭では受験に対して意識が向かっていることだろう。

    しかし、そんな中でも不登校に悩んでおり、進学まで考えることが難しい家庭も少なくない。

    文部科学省が公開したデータによると、年間で30日以上欠席した不登校の子どもは全国で134,398名となり、子どもの不登校の割合が2年連続で過去最多となった。

    ここ数年、不登校に関して数値が公表されており、不登校の原因についても調査が進んでいる。

    その中で多くの子どもは学校の成績や学校での人間関係に悩み不登校になっている傾向にある。

    一定期間休んでしまうと学校に再び登校するハードルが上がってしまうこともあり、学校に復帰することが難しくなることもあり、そこから社会に出ることが厳しくなるケースもある。

    そういった子どもの将来を危惧して、せめて学力だけでも向上させたいと考える家庭では家庭教師を使う傾向が多くある。

    しかし、家庭教師からの勉強だけではなく、学校などの家庭の外での人間関係構築など、社会に出た際に役立つ力を養うことを願う家庭も多い。

    その際に、進学というタイミングは学校へ復帰するまたとないチャンスである。

    近年、通信制高校への理解が深まるとともに、勉強だけでなく、スポーツや芸能、芸術系、情報技術の養成などに関わるような多種多様な勉強ができる学校も増えており、普通科の学校へ通学することとは別の進路も開けてきている。

    近年開学したN高等学校も年に数回の通学とネットでの学習をメインとできる事もあるので、何かしらの理由で外に出ることが難しくなってしまった子どもも入学するハードルが低い。

    学校での同級生や先生との新たな出会いによって、新しい勉強に興味を持ったり、人との関りを持ちやすくなったりと、人生の転機に大いになりうる。

    そういった学校の情報を個人で集めることは難しいが、2018年の2月4日(土)に新宿のエルタワーで不登校生のための学校相談が開かれる。

    そこでは先ほど挙げたN高等学校の他、桜国際高等学校や中央高等学院、あずさ第一高等学校、ルネサンス高等学校、国立音楽院といった通信制や全日制といった学校が参加する。

    通信制高校や単位制高校は入学時期となる4月ぎりぎりまで入学手続き可能なケースも多い。また、学期の間でも入学を受け付けているところも多い。

    そういった観点からも、普通科の全日制学校を考えている家庭でも、不登校の気がある子供の場合、もう一つの選択肢として説明会だけでも参加しても良いだろう。

    ただし、新しい学校へ進学する際にも一定以上の学力はあった方が良い。

    先述の通り、不登校になる原因の一つが学力に関わることである。

    通信制高校などに入学した際にも勉強についていけなくなってしまうと、再び不登校に陥ってしまう可能性がある。

    そうならないためにも、家庭教師を活用して最低限の学力は維持できるようにする必要がある。

    本部がしっかりしている家庭教師であれば、不登校の子どものケアや進路についても相談に乗ってくれるケースがある。

    保護者の願いは学力の向上だけではなく、子どもの将来の幸せであろう。

    家庭教師は子どもの将来の幸せのためのツールである。

    きちんとした家庭教師本部を選び、子どもの幸せに適うように保護者がしっかりと目を配る必要がある。