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  • 学校外活動費と家庭教師の費用相場について

    学校外活動費と家庭教師の費用相場 子どもの教育費に1000万円かかるということは、一度は耳にしたことがあるでしょう。ただしこれは大学まですべて公立の学校に進んだ場合のケースです。たとえば幼稚園から大学まで、東京の有名私立校に進学を考えた場合には2000万円を優に超える教育資金が必要になることも。

    また、子どもの教育費を計算するときには学校外活動費についても考える必要があります。今回は学校外活動費と、そこに含まれる家庭教師の費用相場について見ていきたいと思います。

    学校外活動費とは


    学校外活動費は、「補助学習費」と「その他の学校外活動費」の合計を指します。前者は、学校教育のための予習や復習、補習などのための経費です。ここには、家庭教師や学習塾の費用なども含まれます。後者については、豊かな感性、心と体の健全な発達を目的とする、いわゆる習い事や文化活動、スポーツ等に要する費用が対象です。

    中でも、家庭教師費や学習塾費などの補助学習費は、家計で大きなウエイトを占めるといわれます。東京など都心部ではそれが顕著です。

    平成28年度の文部科学省「子供の学習費調査」によると、学習塾費を支出している場合、中学校や高校では私立、公立ともに「年間40万円以上」の支出に該当する家庭が最も多くなっています。これは私立小学校においても同様でした。また、学習塾費に支出した家庭のみで平均をとると、公立の小学校では15.1万円、私立の高校になると39.4万円に上ります。

    家庭教師を利用する際の費用相場


    家庭教師の費用相場は、1時間あたり1,500円~3,500円程度とされています。未就学児や小学生の場合には60分1コマで設定されていることも少なくありませんが、多くの場合、1日90分から120分で授業をとることとなります。これをもとに、例えば1日2時間、週に1回授業を受けると考えます。すると最も安い場合に1日3,000円で月に12,000円程度、高い場合には1日7,000円で月に28,000円程度となるでしょう。

    この基本の授業料に加えて、利用時には入会金や保証金が必要となることもあります。入会金の相場は20,000円程度、ほとんどの会社で入会金を支払うシステムが採用されています。保証金についてはあまり一般的ではありませんが、会社によっては設定されていることも。

    さらに、先生の交通費やテキスト代が別途必要になる場合もあります。これは会社のシステムによって違いますので入会前にきちんと確認しましょう。

    家庭教師は本当に「料金が高い」のか


    家庭教師の費用は、会社のシステムやプランによって大きく異なります。まず単純に料金だけ見てみると、安く抑えた場合に12,000円程度の授業料だとすれば、学習塾と比べてもそう大きな違いはないはずです。また、たとえ月に12,000円を超える授業料がかかる場合でも、その特性を考えれば実はそう高くないといえるかもしれません。

    家庭教師による授業は、マンツーマンで生徒に合った指導を行なうのが最大の特徴です。生徒の得意不得意、考え方のクセ、そして性格に合わせて柔軟な対応をするのが家庭教師ならではの授業の進め方です。この点は、学校の授業や学習塾では難しいところとなります。子ども一人ひとりに対して丁寧に授業したときの「費用対効果」を家庭教師の料金として考慮するべきだといえるでしょう。

    まとめ


    子どもの教育費を考えるときには、学校外活動費も頭に入れておかなくてはなりません。家庭教師や学習塾などの補助学習費は一般的に料金が高くなるため、特に慎重に選ぶ必要があるといえるでしょう。その際、単純に費用の高い安いで比較するのではなく、費用対効果という視点で比較検討するのが賢い選択といえます。

    子どもにとって最適な学習方法や授業内容等から総合的に判断したうえで、どういった環境でどんな先生に教えてもらうのがべストなのか考えてみましょう。