2017年も年の瀬が迫ってきて、学校でも冬休みへ向けての準備が進んでいく時期となっている。
同時に受験本番も控えてきている。
今年のセンター試験は平成30年1月13日と14日の2日間行われるため、既に残り1か月を切っているのである。
センター試験当日は、なぜか東京など都心でも悪天候が多く、降雪によって交通事情が変わることも多い日になってしまっている。
受験生としては、少しでも勉強時間をとりたいところだが、暗記をしながら電車で受験日のルートをたどってみた方が、当日の急な交通事情の変更などにも対処できるので、冬休みの期間に1度は試験場所へのルートを実際に辿ることが勧められる。
それ以外にも、特に受験生は冬休みの過ごし方に注意が必要である。
前述のとおり、受験生は焦りから冬休みの期間に夜遅くまで勉強してしまうケースがある。
もちろん勉強を一生懸命やるのは大切だが、夜間の勉強を続けることで夜型の生活リズムが出来上がってしまう懸念がある。
実際の試験は午前中から行われるので、こういった夜型の生活リズムの形成は、受験に対して逆効果になりかねないのである。
リズムを乱しやすい冬休みこそ、しっかりと生活リズムを整えるべきであるが、家族が共働きの場合、子どもの生活リズムを見守ることは難しいかもしれない。
受験まで二人三脚で走ってきた家庭教師に年末年始の過ごし方のアドバイスをもらい、子どもにとって最適な生活リズムを持たせるようにすると良いだろう。
寒い時期になっているため、朝起きがつらい季節でもある。
もともと朝起きが苦手な子どもの場合は、学校へ行かなくても良いことから、起きる時間がずるずると後倒しになり、結果として夜型生活にシフトしてしまうことがある。
そういった場合にはエアコンのタイマーをセットして起き、起床の10分ほど前から部屋を暖めるといった工夫が必要だろう。
また、センター試験のルートについて言及したが、それに限らず、年末年始の通勤者が少ないタイミングで交通ルートを辿ると良い。
特に東京の試験会場へ向かう場合、都内の新宿や渋谷などといったターミナル駅は構造が複雑な場合があるため、あらかじめ駅構内を把握しておくと良いだろう。
また、万が一の場合に備えて、迂回ルートがあるかも含めて確認をしておくと良いだろう。
その際には単語帳など暗記勉強のためのツールを忘れずに、移動時間も有効に使おう。
世間もあわただしくなり、TVなどのメディアでも受験に対する特集が報道されるようになるので、外部からの刺激で受験に対する危機感が募る時期だろう。
そのため、深夜まで勉強をして不安を紛らわせたいと考える受験生が多くなるが、当日の受験にとってはデメリットが大きくなってしまう。
受験生本人は不安のただなかにいるため、保護者や家庭教師が生活リズムを乱さぬよう注視してあげるようにしてもらいたい。