これまで家庭学習に取り組んでこなかった方たちは、ぜひ冬休みという長期休暇を活かして習慣を身に付けてください。休みをだらだらと過ごさない、机に向かう習慣をつける、これまでの復習をする、といったことが主な目的です。効率的に行うには、家庭教師の利用がおすすめです。長期休暇のみ利用できるようなコースもあるので、初めての勉強系習い事として試してみるのも良いでしょう。東京など都心部では、今や幼稚園児や小学生が家庭教師を利用することも増え、より身近なものとなっています。
冬休みが勉強の始め時
予習・復習といった自主学習をあまりしてこなかった方たちにとっては、冬休みはその習慣を身に付けるのにもってこいの期間ですし、周りとの差をつけるチャンスです。できれば中学1年生など、早めの段階で始めることを推奨します。
もちろん2年生でも、たとえ受験生であっても本気になればたった2週間程度の冬休みでも実力アップすることは十分可能です。しかし当然、早くからこの習慣を身に付けたほうが、自分にとっていちばん楽だといえます。また進級前に苦手分野を克服しておくと、次の学年での学習がスムーズです。
そのためこの期間に家庭教師を利用する際は、苦手な科目を中心に行うのがベターでしょう。家庭学習の習慣づけとともに、徹底的に苦手潰しに取り組んでいきましょう。家庭教師との勉強時間を確保することで、生活にメリハリをつけることもできます。
家庭教師・塾選びの期間として
受験生でなければ、冬休みに家庭教師を体験することで、今後の勉強法を考える期間としてしまうのも良いかもしれません。体験学習等を利用して家庭教師や塾、また各会社を比較検討するのは、できれば冬休み前に済ませておくことをおすすめします。そうして絞り込んだ会社で、冬休みという期間を利用して続けていくか、他の方法に変更するのか考えるのです。
子どもにとっての向き不向き、教師との相性等は実際に利用してみないとわからない部分もあるので、冬休みを通して本人が決定することが大切です。会社選びは保護者が進めたほうが効率は良いですが、最終的な決定は子どもに任せたほうが良いでしょう。
勉強するのは子ども本人ですし、自分で判断し決定することがモチベーション維持にもつながります。受験生でなければまだ余裕もあることでしょうし、他の会社や方法にということであれば、次の春休みに向けて再検討していきましょう。
初めての家庭教師選び、ポイントは?
特に初めての家庭教師の場合に重視してもらいたいのは、子ども本人の意志です。「勉強したい」という意欲を持って決定するのは難しいかもしれませんが、少なくとも「この先生となら勉強してもいいかな」程度の気持ちは欲しいものです。その部分がなければ継続するのは難しいですし、たとえ嫌々続けてもあまり良い結果につながるとは考えられません。しかも、初めての家庭教師でマイナスのイメージがついてしまうと、後々学習塾にと思っても苦手意識が邪魔をするかもしれません。
また、体験授業を通して「この先生となら」ぐらいに思わせる家庭教師であれば、教師としての資質にも期待ができるはずです。親としての希望もあるかもしれませんが、経済的な理由など物理的な問題でない限りは、子どもの意志を尊重したほうが、長い目で見た時にも良いでしょう。
まとめ
次の学年に向けての準備だけでなく受験を見据えて、という意味でも冬休みは勉強の始め時です。家庭教師との時間を確保することでメリハリのある生活を送ったり学習習慣を身に付けたりすることにもつながります。今後の勉強の進め方を検討する期間として活用するのも良いでしょう。
東京都内には有名校が多いことからも、家庭教師会社の数自体も多く、コースやプランも様々です。いざ決めようとすると難しいかもしれませんが、子どもの意志を尊重するとなれば、意外とスムーズに決まるかもしれません。